ホテル旅館を深く理解してもらうのに最適!マイクロインフルエンサーの特長と有用性 | SOCIALPORT

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ホテル旅館を深く理解してもらうのに最適!マイクロインフルエンサーの特長と有用性

 

■マイクロインフルエンサーとは?

マイクロインフルエンサーとは、SNS上で強い影響力を与えるインフルエンサーの一種です。明確な定義はないものの、一般的な目安として数千人〜数万人というトップインフルエンサーに比べるとやや少なめのフォロワーを抱えている人たちが「マイクロインフルエンサー」に分類されます。また、特定のジャンルに特化した専門性やコミュニティの中で影響力を持っているという一面もあり、比較的フォロワーとの距離感が近いことが特長として挙げられます。
フォロワーは少なくリーチ力はトップ/ミドルインフルエンサーより劣るものの、発信した情報に対するフォロワーからのリアクション(SNSでの「いいね」や「コメント」など)が多い傾向があります。
SNSプロモーションにおいて、このフォロワーとのエンゲージメント(繋がりの深さ)は重要視されています。リアクションするということは、興味関心が強いということ。実際に購入や申し込みなどにつながりやすく、マイクロインフルエンサーに注目する企業が増えています。

インフルエンサーの特徴の表

また、インフルエンサーの中にはフォロワーをお金で買って「偽フォロワー」を抱えている人もいるため注意が必要です。フォロワー数と投稿に対するリアクションをしっかり照らし合わせながら、チェックすることをお勧めします。

 

■フォロワーとの距離の近さが販売促進の”カギ”となる

家族や友人などから聞いた話やクチコミは信じやすいというように、距離感が近いとそれだけ信用度や安心感が高まりますよね。信頼関係は購買意欲を高める効果があることから、マーケティングの手法として各業界が取り入れています。
アイドルを例に挙げてみましょう。昔のアイドルは会うことはできず高嶺の花といった存在。成功するには、憧れられるような見た目や実力があることが重要でした。昨今では「会いに行けるアイドル」というキャッチコピーで売り出され、ファンとの距離が近いですよね。“推しメン”という言葉が生まれて、知り合いを応援する感覚で「この子をビッグにしたい!」という想いから、自然とお財布の紐が緩みます。

インフルエンサーマーケティングでも、芸能人やトップインフルエンサーの生活は非現実世界。基本的に自分事として見ておらず、ただの憧れで終わってしまうことのほうが多いです。
一方で、マイクロインフルエンサーは「会いに行けるアイドル」と同じような立ち位置です。フォロワー数がそんなに多くないということ、また、一般消費者の目線で情報を発信しているため、フォロワーは「手が届きそうで共感しやすい」と感じます。この『親近感』『信頼関係』をうまく活用することで、効果的なプロモーションが期待できるでしょう。

 

■マイクロインフルエンサーの影響力指数

「認知」してもらうことだけが目的であれば、フォロワー数の多いトップインフルエンサーに発信してもらうに越したことはありません(かかる費用も大きくなりますが、、、)。
しかし、本質的にはその先にある「行動に繋げる」ことが重要なのではないでしょうか。要は、投稿に対するポジティブな反響がたくさんあるということ。それが、価値のあるモノ・場所として認識される材料となり、購買意欲を高めます。

以下の表は、フォロワー数ごとにエンゲージメント率(「1投稿あたりのいいね数+シェア数+コメント数」÷フォロワー数)を示したデータです。

インフルエンサーのエンゲージメントレートの表

Published by Statista Research Department, Aug 16, 2021

表の縦軸がエンゲージメント率、横軸がフォロワー数ごとに箱分けされ右にいくほど数が増えていきます。赤枠の部分がマイクロインフルエンサーの影響力指数範囲です。こちらのデータより、フォロワー数が増えるほどエンゲージメント率が下がることが明確になっています。つまり、拡散力はあっても見流されてしまう割合が高いということになります。とはいえ、発信力がなくては意味がない・・・。結論的には、ある程度フォロワーを抱え、かつ、受け取り側(消費者)の興味関心をより多く惹きつけ話題を集めることができるマイクロインフルエンサーを起用することこそが、インフルエンサーマーケティングを成功へと導く要と言えるでしょう。

 

 

ホテルの魅力はインフルエンサーに発信してもらいましょう。