代表的な6種のSNSの特徴と比較 | SOCIALPORT

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代表的な6種のSNSの特徴と比較

 

SNSで情報を探すことが当たり前の今、SNSマーケティングは企業のプロモーション活動において外せない手段のひとつとなっています。

本ブログでは、日本で主に使われる「LINE」「YouTube」「Instagram」「Twitter」「Facebook」「TikTok」の6つのSNSについて、その特徴の説明や比較をしています。また、記事の後半ではホテル旅館様のプロモーションの観点から長所短所についても解説しています。

 

■SNSの違いを理解する
まずは、各SNSの特徴です。これを理解するだけでも適切な使い分けの第一歩として有効ですので、ぜひ参考にしてください。

LINE
・無料で通話やチャットができ、国内メッセージインフラとして定着
・アクティブ率が高く、メッセージをすぐに閲覧してもらいやすい
・公式アカウントでは、トーク画面の下部にある「リッチメニュー」で
 複数の情報を固定表示できる機能がある
・スムーズにメッセージのやりとりがしやすい面では、カスタマーサポートの
 ツールとして活用されるケースもある

YouTube
・全世界、全世代の利用率が高いオンライン動画配信サイト
・幅広いジャンルのコンテンツがあり、隙間時間に気軽に観られる

Instagram
・写真や動画がメインのSNS
・買い物の手段としてInstagramを利用する若者が増えている
・ハッシュタグという共通ワード検索の機能があるので利用者にピンポイント
 に届けやすい

Twitter
・140文字以内でつぶやくシンプルなSNS
・匿名で登録可能
・投稿内容は比較的趣味中心であり、自分の好きなものを共有する場
・一方で、ニュースや時事問題に強く、鮮度の高い情報収集を目的とする
 ユーザーが多い

Facebook
・実名登録が原則
・実名であることから情報の信頼性が高く、ビジネス目的でも利用されること
 の多いSNS
・海外ではアクティブユーザー数トップ
・若年層がフェイスブックから離れつつある

TikTok
・一本15秒程度の短尺動画がメインのSNS
・コンテンツの基本材料である音楽やエフェクトが揃っているので、誰でも
 簡単に動画を作成、投稿することができる
・すべての動画が一定のユーザーに閲覧される仕組み
・1回バズるとTikTok以外のSNSへも広がっていく傾向があるため、
 他のSNSと比べてバズりやすい
 
また、以下表はそれぞれの「国内月間ユーザー数」および「中心ユーザー層」です。

       媒体    国内月間ユーザー数     ユーザー層
LINE 8,900万人(2021年6月時点)
※参照元はこちら
幅広い属性に利用されている
YouTube 6,500万人(2020年12月時点)
※参照元はこちら
幅広い属性に利用されている
Instagram 4,800万人(2021年7月時点)
※参照元はこちら
10~30代の女性
Twitter 4,500万人(2017年10月時点)
※参照元はこちら
10~30代の男女
Facebook 2,600万人(2019年7月時点)
※参照元はこちら
20~40代の男性
TikTok 950万人(2018年12月時点)
※参照元はこちら
10~20代の女性

 

■ホテル旅館のマーケティングの観点から挙げられる長所・短所
ホテル旅館のプロモーションにSNSツールを導入するにあたって、実際にどれが適しているのか見極めが重要になります。それぞれ、以下のような長所と短所が挙げられます。

LINE
長所:友だち登録したユーザー(見込み顧客)に対して宿泊クーポンやお知ら
   せなどを直接送信でき、メッセージを開封してもらいやすい。受け取り
   側としては、自分宛に届いた情報という特別感がある。また、リッチメ
   ニューから自社ホームページへの誘導がしやすい。
短所:ユーザーとの1対1でのやりとりとなり、拡散性がない。

YouTube
長所:施設の情報を動画で伝えられ、そのデータを蓄積できる。ストックされ
   た情報(動画コンテンツ)を利用して、見込み顧客へのアプローチや訴
   求がスムーズにできる。
短所:動画を一本作成するために、人件費や作成コストなどがかかる。普段の
   業務と並行して、動画撮影や編集をするのは難しそう。また、クオリテ
   ィーの高い動画をアップしたからと言って、すぐに効果があるという訳
   ではない。

Instagram
長所:実際に宿泊した人のUGC(ユーザー生成コンテンツ)は、信用できる
   クチコミとして旅行に意欲的な消費者への影響力が強い。今後の経済
   活動を牽引するミレニアル世代、また、その次のZ世代には、次の旅先
   の意思決定のための情報収集に多く活用されている。「タグ付け」で自
   施設の公式アカウントへの誘導がしやすい。宿泊施設の雰囲気や魅力を
   投稿写真で視覚から直感的に読み取り、宿泊先を選択できるという
   メリットがある。
短所:投稿はフォロワーにのみ届くため、「シェアボタン」「リツイート」
   機能があるFacebookやTwitterと比べると拡散性は下がる。発見タブ
   からフォロワー以外の目に留まる可能性もあるが、よほど有益な情報系
   コンテンツで写真や動画の見栄えの良さがないと上位表示されず
   そもそも見てもらえない。

Twitter
長所:リツイートが簡単で盛んに行われているがゆえに高い拡散力を持ち、
   不特定多数に情報を広げることができるため、施設の認知度アップの
   面では投稿内容次第では効果が期待できる。
   ※リツイートとは、シンプルに言えば「引用」で、他人の投稿を
    ワンタッチで紹介できる機能
短所:リアルタイム性が高く、タイムラインの流れが早い。たくさん投稿
   しないとそもそも見られない、リーチできないため、普段の業務と
   並行して運用するのがネックとなる。

Facebook
長所:海外利用率が高いため、訪日インバウンドには有効的(特にアジア人の
   利用は多い)。フォロワーがシェアボタンをクリックすることにより、
   その友達まで情報を届けることができる。
短所:Facebookをよく活用しているユーザーは年齢層が比較的高いため、
   若年層をターゲットとしたプロモーションには向かない。

TikTok
長所:短尺動画のためより気軽に視聴してもらえる。若年層向けの
   プロモーション施策の一つとしては適している。
短所:短時間でインパクトを与えなければならず、ホテル旅館の魅力を15秒に
   収めるのは至難の業。また、映像のみで詳細説明ができないので自社サ
   イト訪問やアカウントのフォローなど、次のアクションに繋げにくい。
 
■狙いたいターゲット層にあった手段を選ぶことが大事!
SNSマーケティングは、目的やターゲット層によって最適なツールを選ぶことが大切です。上記で挙げたように、Instagramは購買行動への影響力が強いため、ホテル旅館のプロモーション手段としては比較的有効ではあるものの、それぞれの仕組みを理解したうえで、自施設に合ったSNSを活用しましょう。

 

ホテルの魅力はインフルエンサーに発信してもらいましょう。